3D Builderを使って Surface Hub 2S の 3D モデルを作ったので、作り方を紹介していきます。
簡単に作るために Surface Hub 2S のディテールは省略しています。
ちょっと長いですが、手順はオブジェクトを配置してスケールと位置を変更していく繰り返しなので試してみてください。
3D Builder を使用するので、Windows 10 の PC が必要です。
目次
準備
こちら の GitHub からテクスチャに使用する画像をダウンロードして解凍しておきましょう。
GitHub には完成済みの 3D モデルもアップしてあるので、作る時間はないけど Surface Hub 2S の 3D モデルを使ってみたい方はこちらもご活用ください。
3D Builder はスタートメニューの 「Windows アクセサリ」にインストールされています。
インストールされていない場合は こちら の Microsoft Store からインストールしてください。
3D Builder を起動したら「新しいシーン」をクリックしてシーンを新規作成します。
3D モデルを作成
本体背面の PC 部分の作成
本体背面の丸い PC 部分を作っていきましょう。
まずオブジェクトをシーンに配置するために「挿入」-「円柱」をクリックしてください。
配置したオブジェクトのサイズと位置を変更します。「スケール」ボタンをクリックして X, Y, Z に下記の値を入力してください。スケールを入力する際は縦横比のロックをオフにしておきましょう。
X | Y | Z | |
---|---|---|---|
スケール(mm) | 575 | 575 | 50 |
「移動」ボタンをクリックして X, Y, Z に下記の値を入力してください。
X | Y | Z | |
---|---|---|---|
移動(mm) | 0 | 38 | 370.5 |
「表示」-「中央に表示」をクリックして全体を表示しましょう。これは作業をしやすくするためなのでマウスの操作で見やすい位置に変更してもかまいません。
次にオブジェクトに色を塗っていきます。円柱のオブジェクトが選択されていることを確認して、「ペイント」-「色」をクリックしてください。
標準の色には Surface Hub 2S に近い色がないので色を追加します。「選択済み」-「その他の色...」をクリックしてください。
色コードに C2C3C7
と入力して「〇」ボタンをクリックしてください。
円柱のオブジェクトをクリックして色を塗ったら、「〇(色)」ボタンをクリックして確定しましょう。
背面のマイクロソフトロゴとフックのテクスチャを貼り付けます。「ペイント」-「テクスチャ」をクリックしてください。
テクスチャには準備の時に GitHub からダウンロードした画像を使います。「選択済み」-「読み込み」をクリックしてください。
Hub2SRearImage.jpg
を選択して「開く」ボタンをクリックしてください。
円柱のオブジェクトをクリックしてテクスチャを貼ったら、「〇(適用)」ボタンをクリックして確定してください。
最後に向きを変更します。先に円柱のオブジェクトの向きを変えてしまうとテクスチャがうまく貼れないので、必ずテクスチャを貼った後で回転させましょう。
「回転」ボタンをクリックして ロール, ピッチ, ヨー に下記の値を入力してください。
ロール | ピッチ | ヨー | |
---|---|---|---|
回転(度) | 90 | 0 | 180 |
これで、背面の丸い PC 部分が完成しました。
同様の手順で、ディスプレイ、カメラ、カメラの端子を作っていきます。
ディスプレイ部分の作成
ディスプレイ部分を作っていきます。メニューの操作箇所はほぼ同じなのでここからはスクリーンショットを省いていきます。
「挿入」-「立方体」をクリックしてください。
「スケール」ボタンをクリックして X, Y, Z に下記の値を入力してください。
X | Y | Z | |
---|---|---|---|
スケール(mm) | 1097 | 26 | 741 |
「移動」ボタンをクリックして X, Y, Z に下記の値を入力してください。
X | Y | Z | |
---|---|---|---|
移動(mm) | 0 | 0 | 370.5 |
「表示」-「中央に表示」をクリックしてください。
「ペイント」-「色」をクリックしてください。(立方体のオブジェクトが選択されていることを確認してください)
立方体のオブジェクトをクリックして色を塗ったら、「〇(色)」ボタンをクリックしてください。
「ペイント」-「テクスチャ」をクリックしてください。
「選択済み」-「読み込み」をクリックしてください。
Hub2SFrontPanel.jpg
を選択して「開く」ボタンをクリックしてください。
立方体のオブジェクトをクリックしてテクスチャを貼ったら、「〇(適用)」ボタンをクリックしてください。
部品が何もないところをドラッグして表示を180度回転させてください。
「ペイント」-「テクスチャ」をクリックしてください。
「選択済み」-「読み込み」をクリックしてください。
Hub2SRearPanel.jpg
を選択して「開く」ボタンをクリックしてください。
立方体のオブジェクトをクリックしてテクスチャを貼ったら、「〇(適用)」ボタンをクリックしてください。
最初に作った PC 部分とディスプレイ部分を両方選択して、「グループ」をクリックしてください。
これで、Surface Hub 2S 本体が完成です。
カメラ部分の作成
次に、カメラと端子部分を作りましょう。
「挿入」-「立方体」をクリックしてください。
「スケール」ボタンをクリックして X, Y, Z に下記の値を入力してください。
X | Y | Z | |
---|---|---|---|
スケール(mm) | 25 | 21 | 12 |
「移動」ボタンをクリックして X, Y, Z に下記の値を入力してください。
X | Y | Z | |
---|---|---|---|
移動(mm) | 0 | 0 | 747 |
「表示」-「中央に表示」をクリックしてください。
「ペイント」-「色」をクリックしてください。(立方体のオブジェクトが選択されていることを確認してください)
立方体のオブジェクトをクリックして色を塗ったら、「〇(色)」ボタンをクリックしてください。
「挿入」-「円柱」をクリックしてください。
「スケール」ボタンをクリックして X, Y, Z に下記の値を入力してください。
X | Y | Z | |
---|---|---|---|
スケール(mm) | 42 | 42 | 55 |
「移動」ボタンをクリックして X, Y, Z に下記の値を入力してください。
X | Y | Z | |
---|---|---|---|
移動(mm) | 0 | 0 | 767 |
「表示」-「中央に表示」をクリックしてください。
「ペイント」-「色」をクリックしてください。(円柱のオブジェクトが選択されていることを確認してください)
円柱のオブジェクトをクリックして色を塗ったら、「〇(色)」ボタンをクリックしてください。
「ペイント」-「テクスチャ」をクリックしてください。
「選択済み」-「読み込み」をクリックしてください。
Hub2SCam.jpg
を選択して「開く」ボタンをクリックしてください。
円柱のオブジェクトの底面をクリックしてテクスチャを貼ってから、「〇(適用)」ボタンをクリックしてください。
「回転」ボタンをクリックして ロール, ピッチ, ヨー に下記の値を入力してください。
ロール | ピッチ | ヨー | |
---|---|---|---|
回転(度) | 100 | 0 | 0 |
円柱で作ったカメラ部分と立方体で作った端子部品を両方選択して、「グループ」をクリックしてください。
これで Surface Hub 2 カメラが完成しました。
保存
「ハンバーガー」ボタンをクリックして「名前を付けて保存」をクリックしてください。
任意のファイル名を入力して「3MF format(*.3mf)」を選択して「保存」をクリックしてください。
必要に応じてほかの形式でも保存してください。
これで完成です!!
完成したファイルは PowerPoint などで 3D モデルとして使用することができます。
PowerPoint で使ってみましょう
PowerPoint で「挿入」-「3D モデル」-「ファイルから...」をクリックして、作成した Surface Hub 2S の 3D モデルを選択後に「挿入」をクリックしてください。
「アニメーション」タブで3D モデルのアニメーションを指定することができます。
「画面切り替え」タブで画面切り替え効果に「変形」を指定すると画面切り替え時にアニメーションさせることができます。
今回は、3D Builder を使って Surface Hub 2S の 3D モデルを作成してみました。
次回以降でスタンドとペンを作ってみたいと思います。
ではまた!